じろー日記

過去の自分に教えたい

『これ、あの頃に知っていればなあ〜』がテーマのじろうの雑記ブログ

【サウザー信者に届け!そして勉強しろ!】なぜ雑所得で確定申告すると、多く税金を取られるのか?をざっくり説明してみた。

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※この記事は、ざっくり理解するためのものです。厳密に言えば、異なる部分があるかとは思いますが、ご了承ください。

 

どうも!じろう(@JJJ_rooo)です。

 

最近、voicy中毒ですね笑

電車内や歩いている時に、voicyばっか聞いてます!

 

サウザーさんが、以下の回で、

 

voicy.jp

  

FXで儲かった時、雑所得で確定申告してしまったんですよ!!

 

とおっしゃっていました。

 

そこで、僕は、

 

サウザーさんは、さも当たり前のようにおっしゃるが、

なんで雑所得で申告して損するんだ!?

 

と率直に思いました。 

 

なので、今回は自分の頭の整理も兼ねて

なぜ雑所得で確定申告すると、多く税金を取られるのか?

をざっくり説明していきます。

 

以下、目次です。

 

 

税金の決め方(超簡単)

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まず、税金ってどういう風にして計算されるのかについて簡単に説明します。

 

収入の金額によって、以下の表で決まっています。

 

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 (出展:税務署 No.2260 所得税の税率

 

住民税の税率は、収入に関わらず同じです。

 

しかし、 所得税と控除額が収入によって変わってきます。

 

イメージを持つために、具体的に考えて行きましょう。 

 

ポイントは、以下の二つです。

 

・収入が増えれば、税金は増える

 

・収入が、800万と900万では、税金を額が大きく異なる

 

そもそも雑所得って?

まず、そもそも"雑所得"って何?ってところから説明します。

 

ざっくり言えば、

 

本業とは異なる収入のことです!

 

臨時収入だと考えてください。

 

つまり、サウザーさんはFXによる収入を臨時収入と申告したわけです。

 

詳しい定義などを知りたい方は、こちらまで!

 

雑所得以外に申告できる所得の種類は? 

調べれば調べるほど、多くの種類があります。

 

・給与所得( 給料、賃金、賞与などの所得)

・雑所得(本業とは別の所得)

・配当所得(法人から受ける配当など)

・一時所得(一時所得 生命保険の一時金、や懸賞当せん金などの所得)

・事業所得(事業から生じる所得)

・利子所得(預貯金の利子などの所得など)

・退職所得(退職金などの所得)

 

など色々あります。

上は、かなり粗めに説明しているので、

詳細は、こちらの税務署のHPを参考にしてください!

⇨ 所得の種類と課税方法|国税庁

 

ここで、注目したいのが、"事業所得"です!

 

本来、雑所得の分を、"事業所得"で申告すれば、

税金を抑えることができます!

 

雑所得の他に事業所得っていう種類があって、税金が減る!?

 

事業所得にすると、税金が減る!

なぜ"事業所得"で申告すると、税金が減るのか? の前に、

事業所得のメリットを説明していきます。

 

事業所得のメリット その1 最大65万円の特別控除が受けられる

納税地に期日までに青色申告承認申請書という書類を提出すれば、

 

所得金額の計算等で有利な取扱いが受けられる制度があります。

 

申告者は、所得金額から最大65万円の特別控除を受けることができます!

(=所得金額が最大65万円、さらに小さくなります)。

 

雑所得には適用されませんので、ご注意を!

  

事業所得の場合、特別な控除がある!!

 

事業所得のメリット その2 経費が認められる

こちらの方が、イメージが湧きやすいかもしれません。

 

収入を生みだすためにかかったお金を、

収入から差し引くことができます!

 

具体的に考えていくと、

 

収入が100万円でした。 

 

その100万円を生みだすために、30万円が必要でした。

 

となれば、申告すべき金額は、70万円で大丈夫ということです!

 

経費という形で、申告する金額を少なくできる!

 

雑所得との違い

雑所得では、上の2つのメリットはありません。

 

雑所得で申告した場合、 

 

税金の決め方(超簡単)で記載した表にそのまま基づいて税金額を計算します。

 

 

雑所得で申告した場合と、事業所得で申告した場合で比べてみる!

具体的に、雑所得の場合と事業所得の場合で比べてみましょう!

 

FXで得た収入が950万円だとしましょう。

 

雑所得で申告した場合

雑所得で申告すると、以下の表がそのまま適用されます。

 

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 (出展:税務署 No.2260 所得税の税率

 

今、収入が950万円なので、

 

所得税率:33%

控除額:1,536,000円(153万6千円)

住民税:10%

 

となります。

 

税金を計算すると、

 

(9,500,000円 × 33% )ー 1,536,000円 

+ 9,500,000 × 10% = 2,549,000円

 

です。

 

つまり、雑所得で申告すると255万円の税金が発生します!

 

雑所得で申告した場合は、税率の表にしたがって計算!

 

事業所得で申告した場合

続いて、事業所得の場合です。

 

事業所得のメリット その1・その2が使えます。

 

節税のイメージが持ちやすいその2 経費が認められるに着目して、

説明してきます。

 

繰り返しになりますが、

事業所得の場合、経費が認められます。

 

そのため、950万円の収入を生みだすために、

 

100万円の経費を使ったとすると、

 

申告すべき収入の金額は、850万円になります。

 

 そうすると、以下の表に基づいて税金の金額を計算すると、

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 (出展:税務署 No.2260 所得税の税率


今、収入が850万円なので、

 

所得税率:23%

控除額:636,000円(63万6千円)

住民税:10%

 

となります。

 

税金を計算すると、

 

(8,500,000円 × 23% )ー 636,000円

 + 8,500,000円 × 10% = 2,169,000円

 

です。

 

事業所得で申告すると217万円の税金が発生します!

 

雑所得で申告した場合が、255万円の税金だったので、

事業所得で申告すれば、38万円の節税になります!

 

事業所得で申告すれば、税金を抑えられる!

 

※この38万円という金額は、経費を100万円にした場合で、

 法人化すれば、もっと経費として計上できる幅があるそうです。

 

※また事業所得にする場合は、開業届を提出するなどなんらかの手続きが必要のようです。 

 

最後に 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

本当にざっくりとした説明なおかつ社会保険などの話はしていないので、

まだまだ本質を付いていないとは思います。

 

ん?それってどういうこと?が晴れるきっかけになれば幸いです。

 

以上です!